オーディオFSK製アンプの修理       2016年 Vol.1             2016/1/17



オーディオFSK製作のアンプ修理です。
症状は電源SWの端子が折れて・・・電源が入らない・・・
パワー管のバイアス及びDCバランス調整・・・等

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1◆ SW端子
此のぶっといACケーブルをご覧ください。
ACコードがシャーシに固定されてないので・・・
ACコードを動かすと・・・端子にモロに負担が掛かります。
金属疲労で折れました・・・SWの根元が残っていましたので、
ファストン端子を加工して・・・ケーブルの受けを作ります。

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2◆ 電源ケーブル固定
此のままでは同じことですので、エポキシ樹脂系の接着剤で・・・
シャーシにケーブルを固定。

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3◆ バイアス調整
では・・・電源を入れてバイアス電圧の確認です。
4本共同じ電圧に調整しました。

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4◆ DCバランス
後は・・・DCバランスを調整して・・・終了のはずでしたが・・・
片チャンネルのバランスが・・・取れない・・・
GE6550Aをチェッカーでチェック・・・OK・・・ううん・・・はて・・・

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5◆ 抵抗断線
写真は分かりやすく間を開けてますが・・・
実際はソケットに付いていました。
此の個所を半田付けして・・・再度DCバランスを・・・未だダメ・・・
外してチェック・・・ナント抵抗の断線・・・之で終了

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6◆ 配線外れ
では・・・サインカーブを入れて・・・波形を・・・
片チャンネルの波形が出てこない・・・
何故・・・バイアス調整の基盤を外して・・・
カップリングが外れていました。

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7◆ エンペラー
今度は・・・大丈夫・・・
お仕事で・・・試聴・・・5番の最後の録音。
此のピアノを聞くと元気図けられます・・・
バレンボイムが随分若くて孫の様ですね・・・

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8◆ 出来上がり   修理が終わりました。
オーディオFSKのアンプは、徹底的にビニールを排除した作りです・・・
ケーブル等は私も綿巻き銅線を使っていますが・・・
電源ブロック・・・カップリング迄となると中々出来ません・・・
アンプの音ですが・・・余計な音が聞こえません・・・
オーケストラをバックにピアノがステージに現れます。



オーディオFSKさんのアンプ修理は之で最後です・・・
修理しても採算が取れませんので、悪しからず。


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