トップページへ真空管オーディオフェア 2017 へ向けて!RE604


7/1:秋のオーディオフェアが迫ってまいりました。
  今回の出展予定は「テレフンケンRE604シングル モノアンプ」
  前回のWE275Aのアンプをヨーロッパ管に改造です。

7/9:【お知らせ】
 2017年の出展も無事決まりました。例年通りの5階の奥部屋です。
 例年一緒に出展している音鰍ウんは、LAとニューヨークに出張の為、お休みです。
 更に、残念なことにコンコルドの佐久間氏も今回お休みと言う事に成りました。
 しかしそんな苦境にもめげず、新しい音を求めて、色々な真空管の試聴などが出来るように工夫を凝らした出展にしたいと考えております。
 そんな、試み、今回の改造アンプで、どんな球が使えるか、ご紹介です。7/9更新


テレフンケンRE604シングルモノアンプの製作です。     更新7/5更新7/6更新7/9

使用球

● 使用球
真空管ギャラリー で紹介した、テレフンケンRE604と類似管です・・・
内輪の規格で取り合えず・・・音の確認を・・・

ソケット交換

● ソケット交換
UXからUFソケットに・・・モールド型(サンセイエンタープライズ)は上手く収まりました。
整流管の所は取付ピッチが違って・・・致し方なくタイト型(多分チャイナ)を使いますが・・・
後で良品ソケットが入手出来れば取り替えます。

配線

● 配線
フィラメントは電源トランスの6.3V〜2.5V間で3.8Vを使います・・・2回路出ていますので重宝です。
後は・・・プレート電圧が210V位に成るようにB電源の作り替えです。

チェック

● チェック
配線が終りましたので・・・電圧のチェックです。
プレートに250.1V・・・バイアス32.6V・・・貴重な球ですので無理をせずに・・・
動作電圧220V以下に抑えることが出来ました。

RE604

★ RE604
モノラルですので・・・ローサーに繋いで。
先ずは・・・RE604から・・・音が出た瞬間 ああ〜・・・良い音だナー
名出力管だけの事は有ります。

T34

★ T34
では・・・次に T34を・・・音を聴いてビックリです。
604と同じ規格の真空管ですが・・・604と比べると音のレンジと力強さが半端では有りません・・・
フィラメントの違いがこれ程音の違いに表れるとは・・・

RES664d

★ RES664d
実は・・・此の球の音を聴くために手直しをしたアンプなのです。
逸る心を抑えて・・・ナントT34と同じ音がします・・・是は凄い・・・
何度か挿し変えて・・・664dの方が全体にシャープな印象です・・・バックバンドから
ボーカルがスーット浮かび上がります。

メッシュ

★ メッシュ
整流管にテレフンケンのRGN1064を使いました。
初段管もドライバー管もメッシュプレートです・・・
良いでしょ・・・是だから真空管アンプは・・・止められません。

手持ちの球で挿し替えて使える RES 1664d が有るのを真空管ドクターM氏に指摘されました。
此の球は板橋商会さま(http://www.arisan58.com/) より頂いたモノです・・・感謝
追試です・・・

RES 1664d

■ RES 1664d
すっかり忘れて居ましたがドクターM氏よりご指摘を受け・・・探したら出て来ました。
では・・・音を聴いてみましょう・・・
ヒーターがオレンジ色に成るまでの時間がとても長く感じられます。
いや〜・・・是も良いですネ・・・664dより低い音の押し出しは弱いですが・・・
ボーカルは思わず顔がほころびます。

メッシュプレート

■ メッシュプレート
今まで気が付かなかったのですが・・・覗いてよく見たらフィン付きのブラックメッシュプレートです。
良くこんな構造のプレートを作るなー・・・と暫し感心・・・テレフンケンの凄さを垣間見ました。

ヒーター

■ ヒーター
オレンジ色のヒーターが透けて見えます・・・良いですねー
是で・・・初段から整流管まで・・・全部の球がメッシュプレートに成りました。

RES 964

◆ RES 964
真空管ギャラリーでご紹介致しました、「テレフンケンRES 964も同じ様に動作しますよ・・・」
とドクターM氏・・・では早速に音を聴いて見ましょう・・・
直熱五極管ですのでピン接続も664dと同じ・・・其のまま挿して動作します。
此の球も・・・良いナー・・・ビックリしますヨ。
正規の動作環境を整えれば・・・モット良くなるのでは・・・と計画が膨らむのです。

フィラメント

◆ フィラメント
フィラメントは3本吊りです・・・メッシユプレートが良いでしょ・・・
テレフンケンの此の丁寧な作りを見れば・・・悪い音が出るはずは有りません。

試聴球

◆ 試聴球
一台のアンプで五本の出力管を試聴できることに成りましたので・・・
並べて見ました・・・ヨーロッパ球はメーカーが違うと名前も違うので、中々分かりずらいのですが・・・
名前と形が違っても同じ動作をする球が有りますので・・・色々楽しめます。

 さあ、このアンプ、そしていろいろな球の音色を真空管オーディオフェア で試聴できます、是非お出かけください。

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