● 使用球
真空管ギャラリー
で紹介した、テレフンケンRE604と類似管です・・・
内輪の規格で取り合えず・・・音の確認を・・・
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● ソケット交換
UXからUFソケットに・・・モールド型(サンセイエンタープライズ)は上手く収まりました。
整流管の所は取付ピッチが違って・・・致し方なくタイト型(多分チャイナ)を使いますが・・・
後で良品ソケットが入手出来れば取り替えます。
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● 配線
フィラメントは電源トランスの6.3V〜2.5V間で3.8Vを使います・・・2回路出ていますので重宝です。
後は・・・プレート電圧が210V位に成るようにB電源の作り替えです。
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● チェック
配線が終りましたので・・・電圧のチェックです。
プレートに250.1V・・・バイアス32.6V・・・貴重な球ですので無理をせずに・・・
動作電圧220V以下に抑えることが出来ました。
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★ RE604
モノラルですので・・・ローサーに繋いで。
先ずは・・・RE604から・・・音が出た瞬間 ああ〜・・・良い音だナー
名出力管だけの事は有ります。
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★ T34
では・・・次に T34を・・・音を聴いてビックリです。
604と同じ規格の真空管ですが・・・604と比べると音のレンジと力強さが半端では有りません・・・
フィラメントの違いがこれ程音の違いに表れるとは・・・
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★ RES664d
実は・・・此の球の音を聴くために手直しをしたアンプなのです。
逸る心を抑えて・・・ナントT34と同じ音がします・・・是は凄い・・・
何度か挿し変えて・・・664dの方が全体にシャープな印象です・・・バックバンドから
ボーカルがスーット浮かび上がります。
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★ メッシュ
整流管にテレフンケンのRGN1064を使いました。
初段管もドライバー管もメッシュプレートです・・・
良いでしょ・・・是だから真空管アンプは・・・止められません。
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手持ちの球で挿し替えて使える RES 1664d が有るのを真空管ドクターM氏に指摘されました。
此の球は板橋商会さま(http://www.arisan58.com/)
より頂いたモノです・・・感謝
追試です・・・
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■ RES 1664d
すっかり忘れて居ましたがドクターM氏よりご指摘を受け・・・探したら出て来ました。
では・・・音を聴いてみましょう・・・
ヒーターがオレンジ色に成るまでの時間がとても長く感じられます。
いや〜・・・是も良いですネ・・・664dより低い音の押し出しは弱いですが・・・
ボーカルは思わず顔がほころびます。
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■ メッシュプレート
今まで気が付かなかったのですが・・・覗いてよく見たらフィン付きのブラックメッシュプレートです。
良くこんな構造のプレートを作るなー・・・と暫し感心・・・テレフンケンの凄さを垣間見ました。
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■ ヒーター
オレンジ色のヒーターが透けて見えます・・・良いですねー
是で・・・初段から整流管まで・・・全部の球がメッシュプレートに成りました。
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◆ RES 964
真空管ギャラリーでご紹介致しました、「テレフンケンRES 964も同じ様に動作しますよ・・・」
とドクターM氏・・・では早速に音を聴いて見ましょう・・・
直熱五極管ですのでピン接続も664dと同じ・・・其のまま挿して動作します。
此の球も・・・良いナー・・・ビックリしますヨ。
正規の動作環境を整えれば・・・モット良くなるのでは・・・と計画が膨らむのです。
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◆ フィラメント
フィラメントは3本吊りです・・・メッシユプレートが良いでしょ・・・
テレフンケンの此の丁寧な作りを見れば・・・悪い音が出るはずは有りません。
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◆ 試聴球
一台のアンプで五本の出力管を試聴できることに成りましたので・・・
並べて見ました・・・ヨーロッパ球はメーカーが違うと名前も違うので、中々分かりずらいのですが・・・
名前と形が違っても同じ動作をする球が有りますので・・・色々楽しめます。
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