VT52アンプの改造です。 10/16【更新】 2017年 Vol.4
延び延びになっていましたVT52アンプの改造です。
銘球VT52のアンプをフィラメント5Vで183/483の球を使えるように・・・
依頼がありました。
1▼ 改造前
ベテランによるキレイな配線です・・・手を入れたくないのですが・・・
依頼ですので。
|
2▼ 追加の穴明け
整流管に水銀入りの83を使いますので・・・
スイッチ2個とパイロットランプの穴明けをします。
鉄板シャーシと思っていましたが・・・アルミでした・・・良かった。
|
3▼ 切り替えSW
既設の穴を利用して取り付けましたので窮屈な感じですね。
2個のスィッチが狭くて配線しずらいのですが・・・何とか収めました。
|
4▼ 取り外し
出力管のソケット・・・此のタイプは好きじゃないのですよ・・・
アンフェノールに変えます・・・取付穴が32φなのでヤスリ作業が有りますが・・・
|
5▼ 整流管部
整流管に83を使いますので、此処もUSソケットからUXソケットに変えます。
米国製のナショナル製です・・・入力コンデンサーも容量の小さい6μFに変更。
|
6▼ 出力管部
ソケットはアンフェノールに変えました。
バイアス抵抗も数値が変わります・・・バイパスコンデンサーもスプラグに・・・
フィラメントのドロッパー抵抗取付用の絶縁ポストを取り付けて・・・是で良し。
|
7▼ 完成
取り合えず完成しました。
コンパチアンプですので・・・多少のゴチャゴチャ感は有るのですが・・・
巧く纏まった・・・と思ってますが・・・如何でしょうか?
|
8◆10/16 電圧測定
出力管の183と483のフィラメント電圧が5Vですので・・・
5V前後に成るように・・・成りました。
|
9◆ VT-52
先ずはVT-52を挿して・・・切り替えSWは・・・VT52へ
ご覧の様にメーカーが違います・・・2本揃えて買えなかったのです。
WE球の中でも此のVT52は・・・とても好ましい音がします。
|
10◆ 83
チョット・・・頭がキレイでは無いのですが・・・
青い光とオレンジのフィラメントが良いです・・・ネ
見ても良いし・・・音も良いし、使い方さえ間違わなければ・・・結構長持ちします。
|
11◆ 183
ナス管がとても良い感じでしょ・・・大きさも50ほど大きくなく・・・
171Aほど小さくなく・・・245と同じ位の大きさで・・・是が良いのですよ。
音はWEのVT52と互角か・・・それ以上の実力です。
|
12◆ 安富祖貴子
愛聴盤です・・・183とローサーの組み合わせが、安富祖さんをブラックディーヴァに変えます・・・
アンプ本体は、ほんの少し手直しをしましたが・・・信号系のハンダと線材の入れ替えだけです。
基本設計がしっかり出来ていて匠が製作されたアンプですので、私の方ではこの位の作業で上手くいくのです。
|
皆様もお持ちの名器の点検してみませんか。
音質改善・・・修理メンテナンスのお問い合わせは →
tubeaudiolabo@rouge.plala.or.jpまで!
Topへ