チューブ・オーディオ・ラボ

オーダーアンプ作成『VT-52』     ・・・2020/7/27~【9/17更新】




 アンプのオーダーを頂きました。例により作成経過の報告スタイルです。
 少し間が空きましたが、3台集中製作…ようやく3番目の再開です。9/10~


1・シャーシ図面 1

2020/07/27
◆ シャーシ図面 1
 オーダーアンプのシャーシ図面が出来上がりましたので、シャーシ製作を依頼中です。


2・シャーシ図面 2

2020/07/27
◆ シャーシ図面 2
 図面は直接計測しないでください。
 サイズはイメージです。◇◇


3・シャーシ

2020/08/10
◆ シャーシ
 部品を取り付けて・・・若干の修正をして、真空管は手元に有りますので挿して見ました。
 初段はレーセオン2C52、WE刻印のVT52、整流管はロジャース5X4G・・・
VT52を沈めましたので、整流管の背が高く為りました・・・思案の為所ですね。

更に続く


4・部品取付

2020/08/27
◆ 部品取付
 シャーシの塗装も上がって来ましたので、軽い部品から取り付けます。
 トランス類は最後にしたいのですが、背面の端子が邪魔して付かなくなりそうなので・・・ 付けちゃいました。


5・配線開始

2020/09/10
◆ 配線開始
 大分間が空きましたが、VT52アンプの配線を始めました。
 部品レイアウトは前回のPX4アンプと同じですので、配線の取り回しも一緒なので サクサクと進む予定です。

続く


6・配線終了

2020/09/13
◆ 配線終了
 配線が終わりました。
 前回のPX4アンプとは出力管周りが違うだけで、後はほぼ同じですからスムースに進みました。
 後は調整ですが・・・DC点火回路がヘタレないか一寸心配ですがVT52のフィラメントは1Aですので、 まあ大丈夫でしょう。


7・フィラメント

2020/09/15
◆ フィラメント
 先ずはフィラメント電圧を規定値に合わせます。
 AC点火で実用に為るのは4V迄で、それ以上はDCにしないとハムが取り切れません。
 今回DC/DCコンバータを使いましたが、取付には絶縁ワッシャーを使って下さい。
 パターンにビスが触れてアースに落ちます、フィラメントの片側がアースです・・・ ヒューズが切れました、この原因が分るまで悩んだのですよ・・・


8・調整終了

2020/09/15
◆ 調整終了
 DCコンバータに絶縁ワッシャーを入れて・・・今度は大丈夫です。
 プレート電圧、バイアス電圧も良いところに入っています。
 暫く初期エージングです、DCコンバータの発熱もフィラメント1Aですので大丈夫の様です。


9・2C52

2020/09/17
◆ 2C52
 順調にエージングが進みました。

 初段はレーセオン社の2C52です、余り馴染みが無いかも知れませんが12.6Vの 球を使うために電源トランスを特注致しました。
 とても良い作りの軍用球です。


10・ケルテス

2020/09/17
◆ ケルテス
 エージングも3日目になりまして、鳴らし始めとは比べようも無いくらいの変わりようです。
 WE球の中でもVT25AとVT52は共通の趣があります、比べるとグリッドのピッチが違うくらいで プレートは同じかと思います、グリッドのピッチが荒い分VT52の方が端正な音がします。
 今回整流管にカナダロジャースの5X4Gを使いました。
 此の組み合わせは、高音の抜けは良い低音の厚みはあるしVT52はホント良い音がします。



 以上、無事終了いたしました。進捗確認お付き合いありがとうございました。
 名残惜しいですが、週末は納品です。


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