チューブ・オーディオ・ラボ

英国PX4と独逸RE604共通アンプの製作  ・・・2024/02/18~ 3/6【完成】




 バックオーダーの欧州管アンプを始めます。
 図面・部品調達も整いつつ、順調に進めることは出来るでしょうか・・・
 今年初めてのオーダーアンプ、早期完成を目指します。
 3/6いい感じに仕上がりました。

1・シャーシ

◇2/18 シャーシ
 鉄板シャーシに何時もの黒色ブツブツ塗装でネーム入れが終わりました。
 今回は出力管PX4とRE604を切り替え無しで、共通のバイアス抵抗での製作です。
 部品取り付けを進めます。


2・部品取り付け

◇2/19 部品取り付け
 部品の取り付けが終わりました。
 お試しに銀メッキテフロンシールド線で配線してみます、 米軍規格でファントム戦闘機に使用されているワイヤーとの事です。
 テフロンワイヤーは硬くて作業性が良くないのですが、試供されましたので・・・


3・配線始め

◇2/23 配線始め
 DCコンバーターの取り付け版が付きますので、 隠れる部分の配線から始めました。
 黒エナメル単線での配線はエナメルを落としてハンダですので 厄介ですが、音の仕上がりが良いのです。


4・配線途中

◇2/25 配線途中
 出力トランス部分の配線が終了しましたので、DC電源基盤を取り付けました。
 次は電解コンデンサーの取り付けです、電源トランスの配線を先に終わらせてから の取り付けです。
 シャーシ上に付けられれば良いのですが、余裕が無いので致し方無しです。


5・配線途中Ⅱ

◇2/28 配線途中Ⅱ ・・・間違い探しじゃないヨ
 初段のプレート配線のワイヤーだけは24ゲージを使っての配線でしたが、 チョット細くて不安に成り22ゲージでやり直しました。
 こんな事が無ければ、後少しでワイヤー配線は終わりです。


6・フィラメント電圧

◇3/3 フィラメント電圧
 出力管バイパスコンデンサーの在庫が無くなって取り寄せ中です。
 後は配線が終わりましたので、フィラメント電圧をこの位で合わせます。
 AC6.3Vからの供給で前はセメント抵抗で色々調整していましたが、 今はAC/DCコンバーターで任意のDC電圧に調整できるので便利です。


7・完成

◇3/4 完成
 初段の供給電圧とバイアス抵抗を何度か交換して完成に至りました。
 整流管は手持ちのRGN2504で音出しです。
 先ずはバリューム昇華フィラメントのRE604から・・・ LOWTHER及びAXIOM80等はバリュームフィラメント出力管の相性が殊の外良い様です。


8・PX4

◇3/6 PX4
 では次にPX4に変えて試聴です。
 GECとMarconiです、ブランドの違いは私の所では聴き取れませんでした。
 RE604は包み込むような音色に比べるとPX4は中高音のヌケが良いかな・・・ 程度の違いです、何方もイギリスとドイツの銘球ですので遜色無しです。


9・試聴真空管

◇3/6 試聴真空管
 アンプ製作に当たり提供された真空管です、 此れだけ集めるには結構な労力が必要でしょうネ。
 何れも問題無く良い音を聴かせてくれています。


10・ケルテス

◇3/6 ケルテス
 PX4からRE604に変えてドボルザークの新世界より・・・ 途中で止められず全楽章聴き通しです。
 ローサー8インチ口径が大口径になった様な鳴りっぷりです。



 なんとか無事・・・形になりました。
 久しぶりのアンプ作成・・・球を替えながら暫くエージング兼試聴です・・・
 

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