チューブ・オーディオ・ラボ

ウェスタン・エレクトリックWestern Electric349A プッシュプルアンプの製作です。
 今回のアンプは福岡県のK氏依頼の品、ご厚意により作成の様子をアップいたします。

02/3 更新 【完了】


前準備の厄介な作業が有ります・・・
電源トランスとチョークコイルをケースに入れて絶縁しなければ・・・

その1・ピッチ

◆ 12/11 絶縁準備:ピッチ
此のピッチの塊を・・・家人の居ない時を見計らって・・・
台所で・・・

その2・溶かす

◆ 12/11 節煙準備:溶かす
鍋で溶かします・・・
窓を開け放して・・・換気扇を全開で・・・
でも・・・匂いが残ります。

その3・充填

◆ 12/11 絶縁…:充填
溢さない様に・・・ケースに流し込んで・・・
結構熱いです・・・冷めるまで放置・・・
もう・・・やりたく無い・・・ナ

その4・真空管他

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◆ 12/12 使用パーツ≪真空管等≫
今回のアンプに使う真空管です。
WE348Aはとんでもないお値段ですので・・・
同等のSYLの77を4本使います・・・
整流管はクライアントの提供品・・・贅沢にもWE274Bです。

以上、部品が集まりましたので、シャーシの図面を書き始めました

その5・ACコード

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◆ 12/20 使用パーツ≪ACコード≫
シャーシが出来上がる迄に・・・やれる事を・・・
シルバニア77のグリッド配線には・・・ビンテージベルデンを使って・・・
特注のACコードが出来上がって来ました・・・
ACコードでも・・・音が変わるのですヨ

その6・シャーシ

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◆ 12/26 シャーシ
シャーシが出来上がって来ました。
ステンレス鋼です・・・穴の修正が・・・厄介です
若干キズが有りますので・・・塗装に出しました。
年内期限と言ったら・・・返事が有りませんでした・・・

その7・シャーシ塗装

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◆ 01/05 シャーシ塗装
シャーシの塗装が仕上がって来ましたので・・・
文字を入れて・・・部品の取付に掛かりました。
気に入ったパーツしか使いません。

その8・部品取付 1

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◆ 01/06 部品取付 1
部品の取付が終わました。

今迄のアンプは、完成まで全貌を見せなかったのですが・・・
クライアントの要望が有りました・・・公開します。

その9・部品取付 2

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◆ 01/06 部品取付 2
後側になります・・・如何でしょうか・・・
スピーカーのインピーダンス切替も付けました。

その10・内部(配線前)

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◆ 01/09 内部(配線前)
配線前の内部の様子です・・・
では・・・配線に取り掛かりますか・・・

その11・配線材

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◆ 01/17 配線材
配線材は何時もの様にWE20ゲージと22ゲージで・・・
ハンダはナッソ7241・・・相性バッチリです。

その12・配線途中

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◆ 01/26 配線途中
配線の途中です・・・
完成していても良い筈なのですが・・・事情が有りまして・・・

その13・SYL77

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◆ 01/26 SYL77
シルバニア77のグリッド配線の長さ調整です。
4本チェックしてGm数値でペアを組みました・・・
ビンテージ感が味わい深いでしょ

その14・調整

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◆ 2/3 調整
配線が終わりましたので・・・
349Aのスクリーンに掛かる電圧の調整です・・・
此処は250V以下に抑えないと・・・
高価な真空管ですので使用する整流管で違ってきますので・・・
一番効率の良い球で合わせます。

その15・配線終了

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◆ 2/3 配線終了
配線が終了致しました・・・
デールの抵抗・・・ブロックコンデンサー・・・
ホーロー抵抗等を入れ替えました。

その16・完成

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◆ 2/3 完成
完成いたしました。
整流管はWE274Bを指して・・・
諸々のチェックは済んでいますので・・・
音出しです・・・

その17・マッチングトランス

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◆ 2/3 マッチングトランス
入力600Ω受けですので・・・
其のまま繋ぐと当方のプリアンプではレベルが高過ぎて・・・
音になりません・・・手持ちのトランスを探して・・・
タムラのA-875が有りましたので・・・
之を入れて・・・今度はOK

その18・WE274B

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◆ 2/3 WE274B
整流管を差し替えて使える様にB電源SWを付けてあります・・・
349Aのヒーターウオームアップが遅いので・・・
274Bが早く立ち上がると349Aに400V掛かります・・・
チョット怖いですネ・・・

その19・CV593

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◆ 2/3 CV593
整流管をCV593に変えます・・・
試した中では一番小振りですが・・・
此の球も良い感じの音がします・・・
音の感じはWE274B・・WE422Aの中間位か・・・ 分かりずらいコメントでスイマセン・・・

その20・WE422A

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◆ 2/3 WE422A
内部抵抗の少ない球ですので・・・
此の球で電圧調整いたしました。
後はどの球を使っても349Aはオーバースペックに成りません・・・
音は力強いですね・・・

その21・エージング中

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◆ 2/3 エージング中
では・・・ひたすらエージングです・・・
整流管は274Bが好ましい音がしますので・・・
此の球で音楽を・・・(お仕事です)
最後に整流管のソケットをシンチの新品に交換して納品です。


★長い間お付き合い頂きありがとうございました。

追伸2016/3/10
チョット・・・照れくさいのですが・・・
349Aアンプのクライアントさんの所に試聴にいらした方からの評価です。
試聴頂いた方々とは、なんの利害関係も無いので・・・率直なご意見と受け取りました。

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AXIOM80 愛好家の集い~第10回その1
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