チューブ・オーディオ・ラボ

S321実験アンプ         2019/01/05 【完成】


さて、2018年年の瀬から始めた実験アンプ、年末行事や年末寒波の除雪の合間を縫って 何とか形になりました。
・・・概ね2018年の完成作品と言う事で、エージングまでの様子をご覧ください。

1・部品集め

◆ 部品集め 12/24
 タングスラムのE81Lの動作点確認のためローレンツS321のモノラルアンプを作ります。
 手持ちの部品を利用して・・・此の100mA計安っぽいですネ・・・
 ない方が良いか・・・迷うところです。


2・部品取付

◆ 部品取付 12/26
一気にシャーシ加工が終りまして・・・年賀状を作っている間に塗装を・・・
アルミですので下地にプライマーを、塗装色は黒のマットです。
寒い時期は上手く行かないですネ・・・アルミの下地に色が付いてる位のモノです。


3・取付終了

◆ 取付終了 12/27
 外装部品が取付きました。
 メーターは迷いましたが・・・結局付けました、今使わないと出番が無いと思いましたので・・・ 後は・・・内部配線へ


4・配線途中

◆ 配線途中 12/29
 年末の慌ただしさの隙間にチョコチョコと進めています・・・
 シャーシを小さいサイズにしたんで、窮屈な感じもしますが何とか収まりそうです。


5・ヒーター確認

ヒーター確認


◆ ヒーター確認 12/30
 配線が終り、ドライバーに使うつもりのE81Lを挿して・・・なんとヒーターが点かない。
 ヒーターの導通、ヒーター電圧等確認しても異常なし。
 規格表を調べたら・・・何とE81L擬きのヒーター電圧20V管でした。
 此では点かないな・・・他の球のヒーターの様子を見て下さい、整流管の6106はセラミックヒーターです。


6・調整前

調整前


◆ 調整前 12/30
 E81Lを挿さないでS321の電流値を確認です・・・調整時には電流計は便利です・・・ネ
 40mA位なので、プレート電圧を少しあげて・・・僅かしか増えません・・・
 バイアス抵抗を探して・・・変えてみましょう。


7・E81L

E81L


◆ E81L  2019/01/02
年末にヤフオクでE81Lを落札できましたので・・・到着を待って早々に装着です。


8・調整

調整


◆ 調整 2019/01/02
では・・・電源を入れて、プレートとカソードの電圧チェックです。
何度か抵抗を変えて・・・此で良いだろう・・・


9・終了

終了


◆ 終了 2019/01/02
 第一段階の終了です。
 後は・・・S321の電流を増やしたいのですが・・・正月明けに抵抗を購入します。
 取りあえずは終了です。


10・32Ω

32Ω


◆ 32Ω 2019/01/02
32Ωって・・・何のことかと・・・スピーカーのインピーダンスです。
使っているスピーカーが米国マジェステック社の励磁型ですので、 ヤット正規のインピーダンスで聴けます。


11・音出し

音出し


◆ 音出し 2019/01/02
 電源SWを入れて・・・整流管6106の立ち上がりが遅いですネ・・・
 S321には控えめな電流値ですが、音抜けも良いし・・・まずまずの音です。
 ドイツ球のカチッと締まった音と違って、中本マリさんが色っぽく聴こえます・・・


12・エージング

エージング


◆ エージング 2019/01/02
正月中はS321とマジェステックで、エージングを兼ねてゆっくり音楽を・・・


13・抵抗交換

抵抗交換


◆ 抵抗交換 2019/1/5
 321のバイアス抵抗を750Ωから680Ωに・・・ もう少し電流を流したいと思い500Ωの抵抗を注文しましたら、 正月中にも関わらず早々に届きましたので交換です。


14・出来上り

出来上り


◆ 出来上り 2019/1/5
 出来上がりました、S321の電流値は64mA位に成りました。
 カソード~プレート間で261Vです、動作例は200V 100mAですので全然余裕の動作です。


15・ケニーバレル

ケニーバレル


◆ ケニーバレル 2019/1/5
 全体に音の重心が下がってとても聞きやすくなりました。
 ファイブスポットカフェのライブ録音です、ケニーバレルのブルージーなギターが大好きなのです。



 色々と調整を行いましたが、無事完成いたしました。
 実験機と言う位置づけでしたが、各相性も良く良い仕上がりかと・・・
 自画自賛・・・エージングの試聴も心地よく・・・完了と言うことで・・・

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