休止状態の修理工房なのですが・・・旧来のお客様からのご依頼・・・緊急対応です。
概要:チャンネルよりノイズ発生とボリューム交換の依頼です。
1◆ RCAジャック
ノイズの原因RCAジャック。
リアパネルにRCAジャックをカシメて有るだけですので、カシメが緩むとノイズ等の発生に繋がります。
1カ所はハンダで緩みを取りました、出力のRCAジャックは二個とも新品に交換です。
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2◆ 交換完了
取付穴が合いませんのでリーマーで穴を広げます。
マッキンやマランツの左右クロストークでお悩みの方、出力端子の交換をお勧めです。
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3◆ パネル外し
ボリューム交換のためFパネルを外します。
ガラスパネルですので・・・キズを付けたり割らしたりしたら代外品が有りません。
慎重に・・・慎重に・・・
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4◆ パネル外しⅡ
中々見る機会のないガラスパネルの中側です。
此処までしないとボリュームの取り外しが出来ません、マッキンも同じですが結構厄介です。
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5◆ ボリューム外し
先ず交換用のボリュームの入手の問題が有ります、今回はクライアントの支給品です。
肉厚の薄いインチスパナが必要です、之でないとナットを舐めてしまったりして外れなくなってしまいますので工具は揃えて置かないとです。
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6◆ シャフト製作
支給品のボリュームでは寸法が合わなく(先端ノブの外径が6mmと6.3mm)
シャフト長さも違うので迷っていましたが・・・
外したボリュームと支給品のシャフトを切断して合体しました、
新たに接続接手を製作して貰い外したシャフトと同寸に成りました。
ビンテージ品の修理は厄介です。
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7◆ ボリューム交換
パネル照明ランプホルダーが邪魔してスパナが上手く入りません・・・
パネルのドットとノブのマークが合うようにボリュームを取り付けます、
結構大変です、マランツの方が作業は楽ですネ
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8◆ ランプ修理
組みあがりましたので電源を入れて・・・
パネル照明が点きません、ヒューズOKですので電圧をチェックOK
ランプはシリーズに4個繋がっていますので、1個切れれば全部点きません。
切れているランプを交換して、ランプホルダーにガタが有りましたのでハンダ付け修理で終了です。
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9◆ 試聴
ヤッパリ・・・マッキンのガラスパネルはランプが点かなければネ
久しぶりのマッキンの音です、この音が好きな方は多いと思います。
暫くグリュミオーのバイオリンで・・・試聴。
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■ 完了! いい感じの試聴でした。
例によりビンテージ品の修理には気を使います。
オリジナルに忠実に・・・と思いつつも交換品の手配など出来るものとできないものなど・・・
開けてびっくりと言うこともあります。
そんな名器マッキンC11も部品手配にてこずりました、時間がかかってしまった理由(言い訳)の大半は
部品の手配と調整(手直し)でした。
単純に同じ部品を交換するだけなら早かったのですか・・・
とは言え、無事完成の運びとなりいい感じに再現修理できたと思います。
皆様もお手持ちの名器を長くお使いいただくために日頃のメンテナンスを心がけましょう。
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