チューブ・オーディオ・ラボ

TELEFUNKEN RS289プッシュプルモノアンプ     ・・・2021/3/30~5/9【完成】




 オートグラフ(AUTOGRAPH)用にテレフンケンRS289のプッシュプルモノアンプ2台の製作依頼が入りました。
 例により進捗報告スタイルで更新します、定期的にご確認を!

1・シャーシ

2021/03/30
◇ シャーシ
 テクトロンのトランスが乗りますので、1.6㎜鋼板でシャーシを特注致しました。
 此だけでもケッコウ重たいです、ランスが4個乗っかると・・・気持も重くなります。


2・部品取付

2021/04/02
◇ 部品取付
 早々に塗装が上がって来ましたので、部品の取付に掛かります。
 水銀整流管を使いますのでSWは二個使いです。
 黒色ハンマートーン塗料がまだまだ残っていますので、当分の間は黒色のアンプ製作が続きます。


3・配線準備

2021/4/04
◇ 配線準備
 ほぼ部品が取付きました。
 重たいです・・・動かすのに大変なアンプに成りました。
 いよいよ配線に取りかかれます。


4・配線途中

2021/4/25
◇ 配線途中
 配線を進めています。
 殆どWEの20ゲージを使っています・・・ 在庫も少なくなっているしお値段も高くなっていますので、 後何台作れるやら・・・心配では有りますが単線の音が好きなので使っています。


5・二台目

2021/4/29
◇ 二台目
 モノアンプ二台目の配線がほぼ終わりました。
 後は・・・B電源と前段球の配線とCR部品で終了です、 そろそろ出力管RS289のエージングを始めなければ成りません。
 何しろ立ち上がりの遅いヒーターを持っていますので、エージングも其れなりの時間が掛かるのです。


6・増幅部

2021/05/1
◇ 増幅部
 初段とドライバー部分がMT複合管ですので、CRの取付は基板上に配置致しました。
 厄介な部分が終わりましたので、あと少しで完成です。


7・完成間近

2021/05/02
◇ 完成間近
 一部配線をやり直しましたが、ほぼ終了です・・・
出力管のバイアス部分がイマイチすっきりしませんが、シャーシの内部など完成すれば見ない場所ですので・・・
 後はもう一台仕上げて電圧調整に掛かります。


8・完成

2021/05/05
◇ 完成・・・間違い探しのようですが7からの進捗
 出力管電流値の近似値を組み合わせて・・・言葉では簡単ですが、 十数本の中からの選別ですので・・・大変なのです。
 初段とドライバー段の電流値も決まりましたので完成です。


9・外観

2021/05/06
◇ 外観
 二台ともRS289のペア取り調整が終りまして、試聴の準備です。
 黒色シャーシに赤色のアノード線が素敵でしょ、別に何色でも電気的には変わらないのですが・・・


10・動作中

2021/05/06
◇ 動作中
 整流管にはフィリップスAX50水銀整流管を使いました。
 RS289のオレンジと水銀整流管のブルーが良い感じです・・・
見ても楽しいアンプです、半導体のアンプでは中々こういう風に行きません。


11・エージング

2021/05/09
◇ エージング
 先ずは電源を入れて暫くエージングです。
 音楽CDを小音量で・・・半日続けて大分良くなってきました、 一日目、二日目、三日目と当初の堅さも取れて伸びやかな音に変わってきました。


12・試聴

2021/05/09
◇ 試聴
 久しぶりにオートグラフでの試聴です、タイトルがオートグラフ用に成っていますので、 此処は齟齬が無い様に。
 別にどんなスピーカーでも良いのですが、 エージングにはローサーを使っていましたのでタンノイにつなぎ換えての試聴です。
 チョン・キョンファでブルッフを・・・個性的な演奏で此の後に誰を聴いても色あせるような熱演です。
 ドイツ送信管の三結は内部抵抗が低く低音から高音まで、タンノイを上手く鳴らしてくれます。
 初段管とダライバー管は6EW7と言う複合管でパワードライブしています、自作されます方のご参考までに・・・



 エージングから試聴と二台分・・・順調に仕上がりました。
 RS289のペア・・・電圧調整もバッチリ!もう少し試聴を楽しみたいと思います。

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