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TELEFUNKEN RS289プッシュプル ステレオアンプ・・・2021/05/10~ 06/02【更新】




◆今回はRS289を使用したステレオアンプです。
 前回のオートグラフ用とは別のオーダーによる製作です。
 例により進捗報告スタイルになりますが、モノラルとステレオの違いがどのような展開になるか・・・
 最後までお付き合いください。

1・シャーシ

2021/05/10
◇ シャーシ
 TELEFUNKEN RS289プッシュプル ステレオアンプ用のシャーシが出来上がりました。
 構成は前回のRS289モノアンプと同じですが、電源トランスとチョークコイルの容量が強化されています。
 出力トランスと一次側に30mA流せるドライバートランスはTSMプロダクトのアモルファスコアの特注品です。
 初段とドライバー段は6EW7のパワードライブで、整流管は米国の水銀整流管83の採用です。


2・部品取付

2021/05/15
◇ 部品取付
 一寸時間が掛かりましたが、部品の取付が終わりました。
 先ず目に飛び込んでくるのがテクトロン製の電源トランスとチョークコイルです。
 両方とも300mAの容量で巻いて貰いました、出力トランスとドライバートランスは TSMプロダクトのアモルファスコアを使っています。
 トランスにはボンネットが掛かりますので、スッキリした外観に成るかと思います。


3・後ろ側

2021/05/15
◇ 後ろ側
 後ろ側です、ドライバートランスは一次側に30mA流せる10K対40Kスプリットです。
 コアボリュームが凄いです、ヤワな出力トランスには負けない位のボリュームです。
 端子類は信頼のオン(株)製を採用しています。


4・配線途中

2021/05/23
◇ 配線途中
 AC周りの配線が終りまして、B電源回路の配線に進んでいます。
 次は・・・初段とドライバー段に移りますが、老眼と手先が不器用なので チョット厄介なMT管のソケット配線です。


5・増幅段

2021/05/26
◇ 増幅段
 増幅部分の配線が終わりました。
 CR類は基板に纏めてMTソケットには結線のみですので、ソケット周りはスッキリ致します。


6・完成

2021/05/30
◇ 完成
 配線が終りまして、ヒーターのエージングを半日ほどしてから調整に・・・ RS289のプレート電圧が思いのほか低めでしたので、高圧巻線を300Vから320Vに変更しました。
 調整には5Z3を使いましたので83実装時には丁度良くなるはずです。


7・外観

2021/06/02
◇ 外観
 何か・・・黒色の塊の様なアンプになりました。
 赤色のアノード引出線がアクセントですね・・・如何でしょうか!?


8・試聴

2021/06/02
◇ 試聴
 繰り返し繰り返し聴いているブラームス・・・
RS289プッシュプルとローサーの組み合わせは初めてです、何度聴いても凄い熱演です。
 今回ストラディの音を再認識致しました・・・


9・エージング

2021/06/02
◇ エージング
 後は時間を掛けてエージングです。
 日を追うごとに音が変わってきます、83が妖しいブルーに光っています・・・
 見た目も良いアンプに仕上がりました。



 試聴(エージング)も滞りなく進み無事完成終了となりました。

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