チューブ・オーディオ・ラボ

5895 シングルステレオアンプ     ・・・2022/3/29~ 11/10【完成】




 2022年初となりますがようやくご紹介できる案件がございましたので、 久しぶりにオーダーアンプ製作の様子を例により進捗報告というスタイルでアップいたします。
 今回は5895と言う球でシングルステレオアンプの製作です。

 ◆とある事情により部品集めから約半年・・・無事再開にこぎつけました。
  順調に進むことにご期待頂き完成まで暫しお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

1・部品集め

2022/03/29
◇ 部品集め
 球の確保が出来ましたので、トランス類を調達致しました。
 ナント言っても真ん中に鎮座している、アモルファスWカットコアのTSM出力トランス・・・
使うのは今回初めてですので、出力管5895と組み合わせてどんな音が出てくるのか楽しみです。


2・シャーシ

2022/09/09
◇ シャーシ
 鋼板折り曲げ、レーザー加工シヤーシが出来上がって来ました。
 部品を取付確認後に塗装に出します。


3・部品取付

2022/10/09
◇ 部品取付
 塗装が上がって来ましたので、部品の取付を始めました。
 ACインレットと入力端子はクライアントの支給品を使います。
 試行錯誤した部品配置です、上面をスッキリとした分内部に詰め込みます。


4・部品取付Ⅱ

2022/10/15
◇ 部品取付Ⅱ
 トランス端子からの引出線をハンダ付けしてから取付です。
 此でシャーシ内部の配線に取りかかれます。


5・配線開始

2022/10/23
◇ 配線開始
 外装部品の取付が終りましたので、内部配線を始めました。
 内部に部品取り付け用のアングルが入りますので、入出力端子からの配線です。
 AC一次側と出力端子の配線は、20ゲージで他は22ゲージです。


6・配線途中

2022/11/02
◇ 配線途中
 シャーシ内部に収めるモノは何とか収まりました。
 DC点火用の電源が思いのほか取り付けにくい・・・
あと5㎜基板が大きいとビス止めが楽なんですがネ、 電圧調整してからでないと取り付けてからは調整できませんので、 Lアングルよりサブシャーシに組み込んだ方がやりやすかったデスネ


7・配線終了

2022/11/07
◇ 配線終了
 配線が終りました。
 今回はダイオード整流ですので、整流管を使うよりB電圧が高めに出るため コンデンサーは500V耐圧を使っています。
 初段管のプレート電圧を150V前後に為るよう抵抗値を調整して・・・ 18KΩのドロッパー抵抗でEF51のプレートに151Vでした。
 さて次は試聴です・・・初めての出力管ですので楽しみです。


8・動作中

2022/11/09
◇ 動作中
 裏側ばかりの写真でしたので、動作中の5895の写真を・・・
 太いカソードの様ですが、直熱管ですのでフィラメントが点灯しています。
 緑色のランプがアクセントですネ


9・エージング

2022/11/10
◇ エージング
 何時も最初はローサーが嫌がるのです。
 音の印象はRS289、AZ1等の五極管独特のスピード感があります、 まだ音がソリッドなためCD音源を繰り返し繰り返しひたすらエージングです。


10・エージングⅡ

2022/11/10
◇ エージングⅡ
 トランス、コンデンサーのエージングが進むにつれ、音抜けの良さはそのままに角が取れてきました。
 これからがCD再生が楽しくなるのです。


11・Bach

2022/11/10
◇ Bach
 AZ1アンプの時も感じましたが、部屋いっぱいにグランドピアノが響き渡ります・・・一聴モノです。
 EF51チョークドライブ5895、出力トランスはアモルファスダブルカットコアととても良い組み合わせでした。



 雪解けの頃から早半年、また山が白くなる間際に何とか完成にこぎつけました。
 例のウィルスの影響で長引いてしまいましたが、良い感じに仕上がってくれたと思います。
 

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